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2010年10月 アーカイブ

自然界のバランスはどうとられているか 2

「生物的な要因」はどうでしょうか。


例えば、植物にとっての生物的要因としては、大きく動物的な要因と人為的な要因が考えられます。


人為的な要因一つを例にとってみると、例えば人が伐採する、踏む、耕す、肥料をかけるというようなことから、焼く、毒をかける、夜中に誰かがこっそりゴミを捨てるとか、いくらでも考えることができます。


これらの一つひとつの要因によっても、個々の生物は生活していける場所を制限されています。


・・・たとえば、たえず踏まれる路上のオオバコ群落、耕作されている畑や水田の雑草、定期的に刈られている芝草地のように。


しかし、ある要因が、とくに一面的に極端に働かないかぎり、いくらこのような要因を分析しても、それがそのまま環境、生物の生存・生活の規制条件とはなり難いのです。


「環境」とは、そこに住まわされている動物・植物あるいは人間に対して、持続的な生存条件を保障するために、現在のまだ不十分な物理・化学・医学では見落とされている未知の要因も含めているあらゆる要因が総合され、それが生物・生物集団と関係づけられてはじめて使われる言葉です。

自然界のバランスはどうとられているか 3

人間がバッタや雑草と異なって、人間固有の豊かな知性や感性により新しい文化を創造する能力をもっているとするなら・・・


まさに人の命と心を守ることが環境の保護です。


植物にとっても同様でしょう。


しかも、いくらでも細かく分析出来る要因が総合して生物集団に影響を与えるときには、1つの長三角形で示すことも出来ます。


生物集団にとっては、環境は多様なほどよいのです。


一つの要因だけが強い極端な状態は、生物にとって危険です。


多様でしかも全体のバランスがとれている状態が、もっとも健全な環境です。


このような多様で均衡のとれている環境では、生物集団では多層群落を形成します。


その典型的な例が、植物の社会では森林、自然の森の姿です。


高木層、亜高木層、低木層、草本層、土の中の互いに限られた空間・養分・光などを奪い合い、せり合いながら少々雨がふっても風がふいて生きています。


このような多様な自然環境の総和もっとも強い自然の表現力です。


このような事実に対して、私たちは、それを常識として身につけている必要があると思われますが、現実はどうでしょうか。

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