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2010年11月 アーカイブ

自然界のバランスはどうとられているか 4

文明が進み、管理社会が発展し、画一的な教育が進められると、多様性というのは使いにくいものです。


また、金にならない、また法的規制に合わないとして忌避されがちです。


したがって、一見進歩的に見える現代の自然管理・社会管理・教育システムから法的規制や法案の作成に至るまで、多様性という事実の論理は忘れ去られています。


しかも、しばしば未知の要因の存在が見落とされ、あるいは無視されているのです。


反省されるべきは、現代のまだ不十分な科学・技術・医学で測定可能な対象だけ、あるいは直接数えたり、経済的に金で換算出来るものだけしか私たちの関心の対象とされていないということでしょう。


このような現在計量化が可能な経済的なメジャーで測定しうる対象だけを中心にして、他の未知の要因を一切きりすてて作ったモデルというものは、むしろきわめて危険で不十分なものです。


水俣病、イタイイタイ病などはその例として挙げられます。


社会的な秩序規制

すべての生物はこの世に生まれ出たとたんに、様々な厳しい条件にさらされます。


まず、環境規制=外因的な規制というものです。


それに加えて、これから述べる内因的な秩序規制、すなわち社会的な秩序規制の下におかれることになります。


植生・植物群落を構成している個々の個体や種についても、内因的な秩序規制としては、いろいろな条件を考えることができます。


しかし、大きく植物群落においても3つにまとめることができます。


1.競争


2.共存


3.がまん


この3つです。


まず、「競争」を見てみましょう。


地球上に住まわされているすべての生物は、個々の単独の個体がまったく他の生物と無関係に生存・生育していることはほとんどありません。


すべての植物・動物、そして人間も、直接・間接にさまざまな同種個体群ならびに異種個体群も含めて、他の生命集団の共存者とともに生かされています。


このように、生物社会において、個々の個体は同種個体あるいは他の種群の個体群ともお互いに共存しています。


しかす、その姿、すなわち社会的な干渉(内因的秩序規制)の中で、もっともきびしい対応は「競争」関係です。


全く競争の存在しない生物集団は、よほどきびしい環境条件下で、各個体がきわめて疎らに生育している様な、特殊条件下の海岸・極地・高山などの一部を除いては、ほとんど存在しません。


植物の社会でも競争を通して、競りあい効果によって、個々の個体や種は生長し発展するのです。

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