自然界のバランスはどうとられているか 4
文明が進み、管理社会が発展し、画一的な教育が進められると、多様性というのは使いにくいものです。
また、金にならない、また法的規制に合わないとして忌避されがちです。
したがって、一見進歩的に見える現代の自然管理・社会管理・教育システムから法的規制や法案の作成に至るまで、多様性という事実の論理は忘れ去られています。
しかも、しばしば未知の要因の存在が見落とされ、あるいは無視されているのです。
反省されるべきは、現代のまだ不十分な科学・技術・医学で測定可能な対象だけ、あるいは直接数えたり、経済的に金で換算出来るものだけしか私たちの関心の対象とされていないということでしょう。
このような現在計量化が可能な経済的なメジャーで測定しうる対象だけを中心にして、他の未知の要因を一切きりすてて作ったモデルというものは、むしろきわめて危険で不十分なものです。
水俣病、イタイイタイ病などはその例として挙げられます。