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2011年09月 アーカイブ

昔の左官技術 2

中国で11世紀初頭に上梓された建設技術百科全書ともいうべき『営造法式』では、左官工事用の石灰や白土には糊料は使用せず、スサは上製の麻で紙は用いません。


また白土に膠を加えることは記載されていても、これは画師の扱う顔料にあてられるものであって、左官材料としてではありません。


むしろ時代は降りますが・・・


17世紀初めに建築材料のみならず当時のあらゆる物産を網羅しその使用法を解説した『天工開物』において、石灰には「紙筋」・「濡米」・「梗米」を加えて使用していると記していることの方が、奈良時代の技術に近いですね。


『営造法式』は、例えば下・中塗用のスサに麦藁をあてるなど、地理的に華北色の濃い記述になっているのに対し、『天工開物』では米のほか江南の特産物である「羊桃藤」の樹液を「三和土」(日本の"たたき土"に当る)用に石灰と併用することを説くなど・・・


南方的要素も含んでいます。


もっとも、『営造法式』では、本来南方の産である竹を編んで壁下地に用いますが、まだ外壁リフォーム技術のない古代において竹木舞は存在しません。


そのように考えれば、少なくとも『営造法式』としてまとめられた中国の建設技術の系列には古代の左官技術と共通するものは少なく、むしろ『天工開物』に相通じるところが多いですね。

不思議な迷信のはなし


巨人軍の全員は打撃の不振にひどく悩んでいた。


選手たちはこの不振から脱出するために、かぶっていた帽子をたたき落してみたり、バットをまぜ合わせてみたり、兎の脚を持って試合に出たり、いろいろと幸運を招くあの手この手をやってみたが、さっぱりきき目がない。


ところが或る日の午後であった。


数人の選手が巨人軍クラブ・ハウスへ、にやにやしながら入ってきて言った。


「空樽を一ぱい積んだ荷車を、いま見たんだ。


これでぼくたちのスランプは今日でおわりだよ」


・・・果してこの数人は、その日からバリバリ打ちはじめた。


このような話があります。


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