南の島に雪が降る 2
収容所の生活にはゆとりがあったようで小屋掛けで常設の劇場まで作って定期的に公演をしたそうです。
数多く上演した芝居の中には、雪の降る芝居もあって文字通り「南の島に雪が降る」のドラマを地でいったこともあったそうです。
プロフェッショナルな仕事をしている人も初めは素人です。
私も右も左もわからない素人から、当時戦災で焼け残って再開した帝劇(旧)や有楽座(建てなおして映画館になった)、東京劇場(今はなき)などの大劇場で勉強させていただきました。
素人がプロの世界で手ほどきされた幸運なスタートだったのですが・・・
今のように舞台の技術を教える学校もなく、独学で入った世界ですから、私のようなスタートが普通だったようです。
日本の劇場(舞台)技術は数百年(電気照明は百年ほど)の歴史があります。
その間にだんだんに確立してきた技術の集積を「定式」(舞台で使用される大道具.小道具・衣裳など一定の約束事で決められたもの)といっています。
かくれん棒のような照明も同じですね。
いいかえると標準あるいはスタンダードといってもよいでしょう。