企業集団と「企業秘密」 2
公取委は、かつての4大財閥(三井、三菱、住友、安田)でも、敗戦時に、資本金では全産業の24・5パーセントにすぎなかったことを指摘。
今日の6大企業集団の強大さにあらためて注意を喚起していますが、経済の規模そのものが高度成長によって戦前とは比べものにならないくらい大きくなっていること・・・
それに、いまやその力は多国籍企業化によって全地球上に拡がりつつあることにも目を向ける必要があるでしょう。
つぎにタテの企業集団ですが、ヨコの企業集団を形成しているそれぞれの企業が、またその傘下に系列企業をしたがえているといったように・・・
6大企業集団そのものが実はタテとヨコの企業集団の複合体なのです。
・・・しかし、ヨコの企業集団が特殊な歴史的条件のもとで形成されたものであるのにたいし、タテの企業集団は独立トラストからごく普通の中小企業にまで普遍的にみられるという意味では、資本主義に一般的な現象ということができるでしょう。
そしてそれは今日、下請系列化、販売部門の分離独立化、経営の多角化といった事業活動上の必要にもとづくもののほか、ダミー、トンネル会社、ペーパー・カンパニーとよばれるものにみられるように、投機やさまざまな術策のための手段としても広範に利用されているのです。